歯のクリーニングで完ぺきな歯磨き

▽歯のクリーニングなら完璧な歯磨きも可能!?

ヒトの歯は、半年もすれば汚れが際立ってきます。
もちろん、「汚れの度合い」や「汚れやすさ」には個人差があります。

けれども、毎日きちんと歯磨きをしていても、私たちの歯は確実に汚れが溜まっていくのです。
というのも、自宅で行うブラッシングには限界があるからです。

お口のは、とても複雑な形をしています。

ひとつひとつ形の異なる歯が存在し、それらが連なって歯列を形成しています。
これを自分自身の力で、完璧に磨きあげることはほぼ不可能なのです。

ですので、磨き残された歯垢や歯石が、少しずつ蓄積していき、着色の原因ともなっていきます。

歯のクリーニングについて

歯医者でのクリーニング

歯医者さんで行われる歯のクリーニングなら、歯面の汚れをほぼ完璧に落とすことができます。
なぜなら、歯医者さんでは色々な器具や薬剤を用いて、徹底的に歯のお掃除をしてくれるからです。

特に、歯石というのは、歯ブラシでゴシゴシ洗っても、落とすことができません。

これを落とすことができるのは、歯医者さんや歯科衛生士さんだけなのです。
ちなみに、歯医者さんで受けることのできる歯のクリーニングを「PMTC」と呼んでいます。

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PMTCとは?

「PMTC」とは、プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略称です。
とても長くて、わかりにくい名称ですけど、簡単に言えば、歯医者さんたちが行う歯のお掃除です。

 

歯医者さんや衛生士さんしか使用することのできないような器具を用いて、歯をピッカピカにしてくれます。

具体的には、高速で回転する電動のブラシで、歯面を磨きます。
研磨剤など、色々な薬剤も用いるため、歯は驚くほど綺麗になるのです。
また、歯に堆積してしまった歯石などは、スケーラーを用いて、ガリガリと削ぎ落としてくれます。

最近では、超音波スケーラーが主流となっているので、痛みや不快感などを感じずに、歯石を除去してくれますよ。

歯科医院は虫歯を治すだけの場所ではなく、口の中を清潔に保つ為の治療もしてもらえます。その中に、歯周病治療も入ってきます。虫歯は歯周病の原因になりますし、歯周病は虫歯の原因になります。
また、日本人の成人の80%は歯周病に侵されています。その原因は様々ありますが、大きな理由のひとつに歯磨きの方法にあります。

上手に歯磨きが出来ている人は本当に少なく、間違えた磨き方をしている人が大半です。そこで、歯科医院では歯科衛生士によるブラッシング指導を受けることができます。これを受けることで正しい歯磨き方法を学び、自分で清潔な口腔内を保つことができます。

また、定期検診の中には歯科衛生士によるクリーニングや歯石除去、必要によってはSRP(スケーリング・ルートプレーニング)を行うので、なお清潔な口腔内を保つことができます。

どのくらいのペースで通院すれば良いのか?

歯のクリーニングは、歯垢や歯石、それから着色などの汚れを取る処置です。
ですので、一度受けたらそれで終わりというわけではありません。
最初に述べたように、歯の汚れは毎日少しずつたまっていきます。

それが蓄積して、歯石となり、着色となっていくため、定期的に歯のクリーニングを受ける必要があります。

通院するペースとしては、3ヶ月に1回程度です。
汚れがつきにくいという人は、半年に1回でも問題ないかもしれません。
そこは、自分自身の歯の状態に応じて、フレキシブルに考えていきましょう。

 

自宅でできるクリーニング

 

    1. 歯ブラシによるブラッシング

日常一番気軽にできるクリーニング方法です。正しいやり方を行えば良い効果が得られます。注意すべき点は、やり方もそうですが、毛先が広がった歯ブラシを使い続けずに、常に毛先の整ったものを使用することが大切です。058553

 

    1. 歯磨材(歯磨き粉)を使用する

歯磨材を使用して歯磨きをする人が増えてきていると思います。多くの製薬会社などから数多くの歯磨材が発売されており、どれを選べばよいか迷うこともあると思います。
私は好みで良いとは思いますが、中には磨き砂みたいなものが入っているものがあり、これは歯や歯茎に傷をつけてしまう恐れがあるため注意が必要かと思います。

 

    1. デンタルフロスを使用する

糸ようじとも言われます。デンタルフロスは歯ブラシでは届かない歯と歯の間をきれいにするもので、磨き残したプラーク(歯垢)を掻き出して虫歯予防をすることができます。

 

    1. フッ素配合のクリーニング用品

フッ素配合の歯磨材・洗口液を使用した場合の虫歯予防率は、2年間の使用で20?30%と言われています。フッ素には歯垢(プラーク)が生成する虫歯の原因菌の働きを弱めたり、歯の再石灰化を促したりする働きがあります。市販の歯磨材のほとんどにフッ素が配合されています。

しかし、歯磨材では磨いた後に口の中をゆすいで流れてしまうのため、歯磨きの後にジェル状のフッ素を塗るか、洗口液を使用してゆすげばフッ素を口腔内に行きわたらせることができるのでなお効果的です。

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